中高年社員
30年ぶりに、組織と言えるレベルの職場で就労することになった。振り返ると、30歳前後から、60歳ごろまで、およそ30年間、少人数の職場で働き、少人数のチームのトップであった。なので、最初は、正直、戸惑うことも多かったが、でも、今は戸惑いはない。それなりに組織に溶け込んでいると思う。そんなわけで、困惑いっぱいの私が、どのようにして、組織に溶け込んでいったのか、みなさまの何か参考になれば良いと思って書きたいと思います。
まず、意識したのは、ほとんどのスタッフが私より年下の職場において、「上から目線」にならない、とういことです。基本、年下スタッフから私に声をかけられるのは、「何か仕事上の疑問点」があるときだけです。彼等から雑談をしてくることはまずありません。なのに、上から目線の対応を続けていると、スタッフは質問をしなくなります。こうなると、中高年社員は鬱陶しい存在です。すると、組織でどんどん孤立化していき職場における価値がなくなります。
次に、敬語を使うということです。何も尊敬語、謙譲語を使えと言ってるのではありません。丁寧語をつかうのです。ここで重要なのは、年下スタッフ全員に丁寧語を使うことです。新入社員から管理職まで、誰にも丁寧語を使うということです。丁寧語を使うと上から目線になりにくいからです。
3つめは、できるだけ笑顔で、自分から話かけるということです。まあ、歳をとってくると、腹が立つこともそうそうあるものではないので、ニコニコすることはそれほど難しくはないかと思います。
以上、中高年社員が若い組織に溶け込むコツを三つ挙げました。これを書いていて気づいたのですが、これって「役職定年制」や「再雇用制」の適用を受けて就労する中高年社員にも当てはまりますね。ということは、この葛藤、まあまあの人達が抱いているものかもしれません。
最後に絶対にしてはいけないことがあります。その答えは・・・。