ある村での出来事です。もう何週間も雨が降らないので、村の共有ため池は、完全に底をついてしまいました。飲み水もなくなりそうです。村人達は、集会を開きました。その結果、これまでの慣習に従って、雨の神様を祭っている大きな岩の前で、雨乞いをすることに決定しました。ただし、村一番の知識人、大智だけは「雨乞いと降雨に因果関係はありません。そんな、無駄なことは止めて、新しい井戸を掘りましょう」と提案した。
大智を除く村人達は三日三晩雨乞いを行いました。果たして、三日目の晩、大雨となりました。共有ため池も満杯になり、水路を通して、各家庭に配水されました。ところが、村長は「雨乞いに参加しなかった大智の家には配水するな」と命じました。このままでは、大智とその家人は命の問題にもなりそうです。
さて、あなたなら、大智の家に配水しますか。
【質問】
1.この話の続きについて、自然科学的視点を意識して結論を考えてください。
2.この話の続きについて、法学的視点を意識して結論を考えてください。
3.この話の続きについて、社会学的視点を意識して結論を考えてください。