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リファンド方式

消費税法の一部が改正されました。これまでの「即時免税方式」から「リファンド方式」に変わります。この改正について、超分かりやすく説明します。

どんな不都合があったのでしょうか

例えば、10,000円(税込み11,000円)の商品があったとします。訪日外国人がこの商品を免税店で購入した場合、現行法では「即時免税」となり、消費税を払わなくていいのです。ただし、日本で消費せず、国外に商品を持って帰ることが条件です。しかしながら、この「即時免税」には”落とし穴”がありました。それは、その商品を持って帰ることを誰も確認する制度ではなかったことです。この落とし穴のために、転売も多く発生し、事実上の消費税の脱税行為が横行していました。

どう改正したの?

そこでこのように改正しました。すなわち、訪日外国人であっても、「即時免税」とはならず、一旦は、私達居住者と同じように消費税を払ってもらいます。その上で、本当にその商品を国外で消費することが確認できる場合、税関で消費税が還付される仕組みに変更されました。

良い改正だと思います。

この改正は当然だと思います。なぜなら、「即時免税」方式の落とし穴を利用した訪日転売ヤーのために、私達は大きなシワ寄せがあったからです。

ヨーロッパでは当たり前、韓国もリファンド方式です

蛇足ですが、リファンド方式は消費税を導入している国々では当たり前の制度となっています。このように、不公平感のあるルールは、税法に限らず、スピード感をもって対応して欲しいものです。

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みなさまには、日頃、ワクワクすることがありますか?

日常のワクワク感はとても大事です。なぜなら、日常のワクワク感は脳を活性化するからです。その結果、しあわせ物質といわれるセロトニンやドーパミンが分泌され、何だか楽しくなります。もちろん、健康にもプラス。まさに、良いことずくめです。

では、どうすれば日常のワクワク感が手にはいるのでしょう。一番、簡単で効果のある方法は、「いつものメンバーをたまには避けてみる」というものです。どういう意味かというと、こういうことです。確かに「いつものメンバー」は安心です、気持ちも落ち着きます。その一方で、リアクションも想定できるし、話す内容も予想がつきます。要するに、意外性に欠けるのです。こうなると、脳は反応しません。ワクワク感からはほど遠い状態です。これが「いつものメンバー」ではなく、「初対面の人」と会うとしましょう。すると、当然ながら、相手のリアクションも話す内容も予想がつかないので、ワクワク感がでてきます。

これを会社経営に応用しましょう。例えば、得意先担当者を替えてみたり、オフィスの席替えをしたり、コスプレ出勤OKの日を設けたりしてはどうでしょうか。おそらく、会社の出勤にワクワク感が出てくることでしょう。そして、こんなワクワク感が意外なアイデアを呼び起こし、会社業績を引き上げたりするのです。

何十年も同じメンバー、席替えもしたことのないような会社に、イノベーションなど起きるはずがないのです。

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中高年社員の生き方

 

中高年社員

 30年ぶりに、組織と言えるレベルの職場で就労することになった。振り返ると、30歳前後から、60歳ごろまで、およそ30年間、少人数の職場で働き、少人数のチームのトップであった。なので、最初は、正直、戸惑うことも多かったが、でも、今は戸惑いはない。それなりに組織に溶け込んでいると思う。そんなわけで、困惑いっぱいの私が、どのようにして、組織に溶け込んでいったのか、みなさまの何か参考になれば良いと思って書きたいと思います。

 まず、意識したのは、ほとんどのスタッフが私より年下の職場において、「上から目線」にならない、とういことです。基本、年下スタッフから私に声をかけられるのは、「何か仕事上の疑問点」があるときだけです。彼等から雑談をしてくることはまずありません。なのに、上から目線の対応を続けていると、スタッフは質問をしなくなります。こうなると、中高年社員は鬱陶しい存在です。すると、組織でどんどん孤立化していき職場における価値がなくなります。

 次に、敬語を使うということです。何も尊敬語、謙譲語を使えと言ってるのではありません。丁寧語をつかうのです。ここで重要なのは、年下スタッフ全員に丁寧語を使うことです。新入社員から管理職まで、誰にも丁寧語を使うということです。丁寧語を使うと上から目線になりにくいからです。

 3つめは、できるだけ笑顔で、自分から話かけるということです。まあ、歳をとってくると、腹が立つこともそうそうあるものではないので、ニコニコすることはそれほど難しくはないかと思います。

 以上、中高年社員が若い組織に溶け込むコツを三つ挙げました。これを書いていて気づいたのですが、これって「役職定年制」や「再雇用制」の適用を受けて就労する中高年社員にも当てはまりますね。ということは、この葛藤、まあまあの人達が抱いているものかもしれません。

 最後に絶対にしてはいけないことがあります。その答えは・・・。

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事業計画書とは・・

世の中の事業計画書のほとんどは間違っている

経営者の方に「事業計画」を作りましょうと言っても、ほとんどの方が「事業計画書なんて作っても無駄だ」と言われます。「どうしてですか」と聞くと、「どうせ達成しない」とか「計画通りに行ったためしがない」などと否定的な答えが返ってきます。でも、ちょっと待ってください。その事業計画書は誰が作成しましたか。社長と税理士事務所が共同で作成したものであったり、経営者会議で決定されたりしたものではないですか。もし、そうであるなら、どうして、計画を実行する気になれましょう。

根本的に間違っている

もう一度言います。ほとんどの経営者が、「事業計画書」について根本的に間違っています。「事業計画書の数字の達成」がゴールと考えているのです。違います。ゴールは計画書の数字を達成した後に現れる(従業員が楽しみにしている)会社の姿でないとだめなのです。

でも・・・会社の業績を向上させるのは「事業計画書」の作成しかない。

一度、本当の事業計画書、すなわち、「ワクワク感」のある事業計画書を作成してみませんか。目から鱗が落ちると思いますよ。当社はワクワク事業計画書作りを支援しています。

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基礎控除

さて、9月に入り、少しは酷暑もマシになてきたであろうか。
それにしても、一年は早い。今年もそろそろ、年末調整の封筒が送付される時期になってきた。

今年、年末調整業務をされる方は、ビックリすると思う。これまで、一番簡単であった(理解しやすかった)基礎控除が複雑怪奇になっているのだ。
去年は「103万円の壁」(扶養から外れる基準)で国会が盛り上がったが、まさか、基礎控除がこんなことになっているとは、露にも思わなかった。

そもそも、基礎控除とは各個人が所得税を負担する上で、生きるための最低限の非課税枠を用意しようというものである。なので、これまで各人平等、年齢によらず「38万円」であった。それが、去年(令和6年)年収によって二段階の差を設けた。すなわち、2400万円以下と2400万円超の間に「基礎控除の壁」を設けたのである。
ところが、今年(令和7年)は9段階の差を設けている。しかも、年収132万円から壁が設けられているので、ほとんどの方がこの制度改正の影響を受けることになる。
つまり、事務負担が激増するのである。

だいたい、年末調整なんて、税務署の仕事であって、私たち国民の仕事ではない。
にもかかわらず、どんどん複雑化していく税法にあきれてしまう。
税法の大原則は「公平・簡素・中立」である。なのに、ドンドン複雑化している税法に国民はついていけてるのだろうか。

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私から開示します

記念すべき第一回目の投稿なので、私自身を開示します。
私は今年、還暦を迎えた税理士・中小企業診断士です。20代の後半から、この業界で働きだしたので、もう30年以上もこの世界にいます(いわゆるベテランです)。
ところが、私は12年ほど前、ある病気を発症しました。難治性でしかも進行性の病気です。

病気は全てを奪っていった

病気は本当に残酷です。
まずは、友人・知人・お客様がいなくなりました。そりゃそうですよね、他人の前で病症が現れるのが嫌でしたので、極力、人に会わないようにしていたのですから。
気がついたら、携帯電話もならなくなりました。

次に、楽しみです。私は、当時、ゴルフに凝っていて、“打ちっ放し場”に行きまくっていました。さらには、”一人ゴルフ”というシステムがあって、私はゴルフ場に一人で行っていました。
「55歳になったら仕事をセミリタイアして、競技に参加しようと本気で考えていました。ところが、セミリタイアどころか、”強制終了”となりました。だって、身体が思うように動かないのですから・・・。

これ以上は許してくれ

私はは小さいながらも会計事務所を経営していました。病気が進行してくると、霧がかかったょうに、頭脳がぼやけて合理的な情報処理ができなくなってきました。
最終的には、従業員のこと、お客様のことも考えて、事務所を譲渡する決断をしました。

そりゃあ、泣くでしょう!

25歳から必死に勉強し、35歳で資格取得。38歳で事務所開業。そして、58歳で事務所を譲渡。事務所は私にとって、唯一、死守したい最後の砦でしたが、これも手放さざるを得ない状況でした。
全てを失いました。こうして、私の30年間は終わりました。

61歳で再出発

でも、縁あって、人と繋がれ得るチャンスが巡ってきました。
もう泣きません。もう一度、ワクワクした人生を取り戻したいと思います。