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雨乞い

 ある村での出来事です。もう何週間も雨が降らないので、村の共有ため池は、完全に底をついてしまいました。飲み水もなくなりそうです。村人達は、集会を開きました。その結果、これまでの慣習に従って、雨の神様を祭っている大きな岩の前で、雨乞いをすることに決定しました。ただし、村一番の知識人、大智だけは「雨乞いと降雨に因果関係はありません。そんな、無駄なことは止めて、新しい井戸を掘りましょう」と提案した。

 大智を除く村人達は三日三晩雨乞いを行いました。果たして、三日目の晩、大雨となりました。共有ため池も満杯になり、水路を通して、各家庭に配水されました。ところが、村長は「雨乞いに参加しなかった大智の家には配水するな」と命じました。このままでは、大智とその家人は命の問題にもなりそうです。

 さて、あなたなら、大智の家に配水しますか。

【質問】

1.この話の続きについて、自然科学的視点を意識して結論を考えてください。

2.この話の続きについて、法学的視点を意識して結論を考えてください。

3.この話の続きについて、社会学的視点を意識して結論を考えてください。

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排外主義

 参院選で政権与党がぐらつきだした頃、オールドメディアが急に使いだした言葉がある。「排外主義」だ。多様性を認め、人権的平等を強く主張している人達は、外国人を特別扱いするのは良くないと主張する。私も外国人に、殊更に不利益を与えることには、反対である。でも、待って欲しい。今、問題として認識しなければならないのは、色々な日本の社会制度を狡賢く利用する外国人の存在だ。例を挙げると、外免切替、母国の親族の扶養者扱い、免税店の不正利用、経営管理ビザ取得による在留資格の取得、住民税の課税逃れなど、枚挙に暇がない。それでも、排外主義だと主張するオールドメディアの指摘は当を得ているのであろうか。

私は思う。外国人であれ、日本人であれ、日本国に住む以上、日本のしきたり、習慣を大切にして欲しい。それが信頼関係を生むからだ。そして、その信頼という基盤の上にルールが生まれ、法律が設けられる。

民泊で大騒ぎ、電車の中では大声、写真を撮るための無謀な行動、まずは、このような日常生活から改めて欲しい。

ヨーロッパには、4世紀のローマ時代からこんな言葉がある。

“When in Rome, do as the Romans do.”(郷に入っては郷に従え)

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みなさまには、日頃、ワクワクすることがありますか?

日常のワクワク感はとても大事です。なぜなら、日常のワクワク感は脳を活性化するからです。その結果、しあわせ物質といわれるセロトニンやドーパミンが分泌され、何だか楽しくなります。もちろん、健康にもプラス。まさに、良いことずくめです。

では、どうすれば日常のワクワク感が手にはいるのでしょう。一番、簡単で効果のある方法は、「いつものメンバーをたまには避けてみる」というものです。どういう意味かというと、こういうことです。確かに「いつものメンバー」は安心です、気持ちも落ち着きます。その一方で、リアクションも想定できるし、話す内容も予想がつきます。要するに、意外性に欠けるのです。こうなると、脳は反応しません。ワクワク感からはほど遠い状態です。これが「いつものメンバー」ではなく、「初対面の人」と会うとしましょう。すると、当然ながら、相手のリアクションも話す内容も予想がつかないので、ワクワク感がでてきます。

これを会社経営に応用しましょう。例えば、得意先担当者を替えてみたり、オフィスの席替えをしたり、コスプレ出勤OKの日を設けたりしてはどうでしょうか。おそらく、会社の出勤にワクワク感が出てくることでしょう。そして、こんなワクワク感が意外なアイデアを呼び起こし、会社業績を引き上げたりするのです。

何十年も同じメンバー、席替えもしたことのないような会社に、イノベーションなど起きるはずがないのです。

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中高年社員の生き方

 

中高年社員

 30年ぶりに、組織と言えるレベルの職場で就労することになった。振り返ると、30歳前後から、60歳ごろまで、およそ30年間、少人数の職場で働き、少人数のチームのトップであった。なので、最初は、正直、戸惑うことも多かったが、でも、今は戸惑いはない。それなりに組織に溶け込んでいると思う。そんなわけで、困惑いっぱいの私が、どのようにして、組織に溶け込んでいったのか、みなさまの何か参考になれば良いと思って書きたいと思います。

 まず、意識したのは、ほとんどのスタッフが私より年下の職場において、「上から目線」にならない、とういことです。基本、年下スタッフから私に声をかけられるのは、「何か仕事上の疑問点」があるときだけです。彼等から雑談をしてくることはまずありません。なのに、上から目線の対応を続けていると、スタッフは質問をしなくなります。こうなると、中高年社員は鬱陶しい存在です。すると、組織でどんどん孤立化していき職場における価値がなくなります。

 次に、敬語を使うということです。何も尊敬語、謙譲語を使えと言ってるのではありません。丁寧語をつかうのです。ここで重要なのは、年下スタッフ全員に丁寧語を使うことです。新入社員から管理職まで、誰にも丁寧語を使うということです。丁寧語を使うと上から目線になりにくいからです。

 3つめは、できるだけ笑顔で、自分から話かけるということです。まあ、歳をとってくると、腹が立つこともそうそうあるものではないので、ニコニコすることはそれほど難しくはないかと思います。

 以上、中高年社員が若い組織に溶け込むコツを三つ挙げました。これを書いていて気づいたのですが、これって「役職定年制」や「再雇用制」の適用を受けて就労する中高年社員にも当てはまりますね。ということは、この葛藤、まあまあの人達が抱いているものかもしれません。

 最後に絶対にしてはいけないことがあります。その答えは・・・。

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事業計画書とは・・

世の中の事業計画書のほとんどは間違っている

経営者の方に「事業計画」を作りましょうと言っても、ほとんどの方が「事業計画書なんて作っても無駄だ」と言われます。「どうしてですか」と聞くと、「どうせ達成しない」とか「計画通りに行ったためしがない」などと否定的な答えが返ってきます。でも、ちょっと待ってください。その事業計画書は誰が作成しましたか。社長と税理士事務所が共同で作成したものであったり、経営者会議で決定されたりしたものではないですか。もし、そうであるなら、どうして、計画を実行する気になれましょう。

根本的に間違っている

もう一度言います。ほとんどの経営者が、「事業計画書」について根本的に間違っています。「事業計画書の数字の達成」がゴールと考えているのです。違います。ゴールは計画書の数字を達成した後に現れる(従業員が楽しみにしている)会社の姿でないとだめなのです。

でも・・・会社の業績を向上させるのは「事業計画書」の作成しかない。

一度、本当の事業計画書、すなわち、「ワクワク感」のある事業計画書を作成してみませんか。目から鱗が落ちると思いますよ。当社はワクワク事業計画書作りを支援しています。

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私から開示します

記念すべき第一回目の投稿なので、私自身を開示します。
私は今年、還暦を迎えた税理士・中小企業診断士です。20代の後半から、この業界で働きだしたので、もう30年以上もこの世界にいます(いわゆるベテランです)。
ところが、私は12年ほど前、ある病気を発症しました。難治性でしかも進行性の病気です。

病気は全てを奪っていった

病気は本当に残酷です。
まずは、友人・知人・お客様がいなくなりました。そりゃそうですよね、他人の前で病症が現れるのが嫌でしたので、極力、人に会わないようにしていたのですから。
気がついたら、携帯電話もならなくなりました。

次に、楽しみです。私は、当時、ゴルフに凝っていて、“打ちっ放し場”に行きまくっていました。さらには、”一人ゴルフ”というシステムがあって、私はゴルフ場に一人で行っていました。
「55歳になったら仕事をセミリタイアして、競技に参加しようと本気で考えていました。ところが、セミリタイアどころか、”強制終了”となりました。だって、身体が思うように動かないのですから・・・。

これ以上は許してくれ

私はは小さいながらも会計事務所を経営していました。病気が進行してくると、霧がかかったょうに、頭脳がぼやけて合理的な情報処理ができなくなってきました。
最終的には、従業員のこと、お客様のことも考えて、事務所を譲渡する決断をしました。

そりゃあ、泣くでしょう!

25歳から必死に勉強し、35歳で資格取得。38歳で事務所開業。そして、58歳で事務所を譲渡。事務所は私にとって、唯一、死守したい最後の砦でしたが、これも手放さざるを得ない状況でした。
全てを失いました。こうして、私の30年間は終わりました。

61歳で再出発

でも、縁あって、人と繋がれ得るチャンスが巡ってきました。
もう泣きません。もう一度、ワクワクした人生を取り戻したいと思います。