記念すべき第一回目の投稿なので、私自身を開示します。
私は今年、還暦を迎えた税理士・中小企業診断士です。20代の後半から、この業界で働きだしたので、もう30年以上もこの世界にいます(いわゆるベテランです)。
ところが、私は12年ほど前、ある病気を発症しました。難治性でしかも進行性の病気です。
病気は全てを奪っていった
病気は本当に残酷です。
まずは、友人・知人・お客様がいなくなりました。そりゃそうですよね、他人の前で病症が現れるのが嫌でしたので、極力、人に会わないようにしていたのですから。
気がついたら、携帯電話もならなくなりました。
次に、楽しみです。私は、当時、ゴルフに凝っていて、“打ちっ放し場”に行きまくっていました。さらには、”一人ゴルフ”というシステムがあって、私はゴルフ場に一人で行っていました。
「55歳になったら仕事をセミリタイアして、競技に参加しようと本気で考えていました。ところが、セミリタイアどころか、”強制終了”となりました。だって、身体が思うように動かないのですから・・・。
これ以上は許してくれ
私はは小さいながらも会計事務所を経営していました。病気が進行してくると、霧がかかったょうに、頭脳がぼやけて合理的な情報処理ができなくなってきました。
最終的には、従業員のこと、お客様のことも考えて、事務所を譲渡する決断をしました。
そりゃあ、泣くでしょう!
25歳から必死に勉強し、35歳で資格取得。38歳で事務所開業。そして、58歳で事務所を譲渡。事務所は私にとって、唯一、死守したい最後の砦でしたが、これも手放さざるを得ない状況でした。
全てを失いました。こうして、私の30年間は終わりました。
61歳で再出発
でも、縁あって、人と繋がれ得るチャンスが巡ってきました。
もう泣きません。もう一度、ワクワクした人生を取り戻したいと思います。